ロンバード・オーディエ・ダリエ・ヘンチ&シー

という銀行があります。



英語表記は、Lombard Odier Darier Hentsch & Cie



1796年に設立された200年以上の歴史を持つ

スイスのプライベートバンカー(個人資産家だけを対象にした銀行)です。


200年の歴史ですからフランス革命も乗り越えて、

王侯貴族等の個人資産の運用を実施してきている

由緒正しき銀行です。



実は、このスイス第一級の投資銀行は、下記の日本株に対して

この1年、保有割合を増やしています。



会社名資産M.S.収益M.S.
2113 新光製糖8%-79%
4672 ベルックス19%17%
5344 MARUWA-17%-66%
6149 小田原エンジニアリング-23%-53%
6654 不二電機工業37%12%
6896 北川工業-30%-45%
6999 KOA-33%-90%
9760 進学会1%-13%


注:安全余裕率(M.S. : Margin of Safety)は、2004年12月始めの株価に基づく)



もうお分かりですね。。。(^^;



そうです。資産バリューを基準に銘柄選択をしているのです!



年初の急騰でだいぶ安全余裕が減少しましたが、

依然として割安なものもありそうです。

(興味がある方は株価を比較してみて下さい)



私的には、スイスで200年サバイバルしてきた銀行が

バリュー投資で日本に進出していることに驚きとともに

さすがだなと感心しきりなのでした。

コメント

  1. daichi より:

    こんばんは。方針がよくわかるほどに的確にセレクトしてきてますね。
    タワーよりもわかりやすいかも・・・

    ところで、べルックスは最近飛びましたね。

  2. gotospace より:

    DAICHIさん、こんにちは。

    発見&調査時期が遅れたことに後悔してます。(^^;

    べルックスは、大量の成行注文が入ったんですかねぇ。
    最近、マーケットメーク銘柄と知らずに売買している方が
    いらっしゃって驚愕していたところです。

  3. salvatore より:

    gotospaceさん、こんにちは。
    タワー投資顧問の動向の見方を教えていただいたときも
    うれしさでいっぱいでしたが、今回のエントリも
    私にとっては「掘り出し物」という感でいっぱいです。

    大変興味がありますので、
    どういう経緯で見つけられたのか、こそっと
    教えていただけませんでしょうか(笑)

  4. gotospace より:

    >salvatoreさん

    どうもです。隠すほどのものではないと思うのでオモテで…。(^^;

    単純に、私の資産バリュー系保有銘柄2つに
    ロンバードなんちゃらという見慣れぬ大株主がいるなぁと思い、
    四季報CD-ROMでスクリーニングしてみたんです。

    すると、結果は上記の通りで、一体何者?という感じで
    ネットで調べたところ、なかなか面白かったのでコラムにしました~。

    しかし、プロの銘柄選択・投資手法にはいつも勉強させられます。

  5. salvatore より:

    なるほど!大株主欄からでしたか。
    タワーや村上ファンドだけでなく、スイスの銀行という
    のが興味をそそられるところでした。

    また、勉強させていただきました。ありがとうございます。

  6. タツ より:

    gotospaceさんこんばんは
    ロンバードは2330なんかにも大株主で出てますね
    いろんなジャンルに投資しているんですかね?

  7. gotospace より:

    >タツさん

    おおお。情報ありがとうございます。確認しました↓
    http://www.for-side.com/jp/IR/kabun.html

    となると、04.4末~04.10末の間に大量取得もしくは
    他の大株主が抜けたんですねぇ。

    全然資産バリューじゃないですね。う~ん。困った。(^^;
    2330に興味がわきました。調べてみます♪
    (やっぱり年4回ちゃんと四季報CD-ROM買おうかなぁ…)

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