米国のEDGARの後継システムであるIDEAを使ってみました

米国では、昨年末から、XBRLによる年次報告書、四半期報告書の提出が一部義務化されていて、すでにEDGARの後継システムであるIDEAで見ることが出来ます。(現在、EDGARからIDEAに移行中)



米国企業のうち、時価総額50億ドル超(約500社)は、すでに2008年12月15日から義務化されていて、50億ドル以下は2009年末までに義務化。外国企業は、2010年末までに義務化の予定とのこと。





でもって、そのIDEAで、XBRLで提出されたものがどんな感じか見てみると、これがなかなか凄くてびっくり。



例えば、最近提出された10-Qを見ると、





「Interactive Data」と書かれた青色ボタンを選択すると、ブラウザ上で、財務諸表の閲覧(勘定科目の定義も見れる)できて、EXCEL出力や印刷もOKです。





何よりも重要だと思うのは、Permalinkを貼ることが出来るところかなと…。


また、XBRL化の対象範囲が、財務諸表の注記にまで及んでいるところが、とてもありがたいです。利益調整の傾向とか注記まで見ないと分からないですし…。



「見えるXBRL」で使っているモジュールでも、米国(US-GAAP)のXBRLから財務諸表を問題なく出力できたので、時間を作れたら米国企業にも対応させようと思います。このまま行くと全世界の財務諸表を分析できそうな予感がしますね…。(・・;







コメント

  1. 雲のパン屋 より:

    これはすごいですね、残念ながら、あちらの方が一歩、二歩進んでいます。
    ボタン一発でエクセル起動して表示されたりと、色々すごいです。

  2. gotospace より:

    雲のパン屋さん

    新EDINETも相当使い勝手が改善されてはいると思うのですが、
    ユーザーの視点から、あちらの良い機能を取り入れるとさらに良くなりそうな感じですね。:-)

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