回転すし業界トップクラスの
カッパ・クリエイト(7421)について、調べてみました。(*^-^*)
まずは、過去10年間の株価と売上・利益の比較図です。
(時価総額は、公募増資やストックオプションを反映。ピータ・リンチ風に縦軸は対数です。)
1999年までは目も当てられない状況だったのですね。。。
一皿100円戦略等で、黒字転換後、成長に伴い株価も上昇していますね。
直近のPERは、カッパの最低水準 16 倍付近です。妥当な株価ではないでしょうか。
気になるのは、会社役員の方々が持ち株を手放している点でしょうか…。
会長の徳山さんの持ち株は、03’から04’で724→470千株。社長の荒木さんは200→100千株以下、という状況です。
また、00’と01’の発行株式の1%レベルのストックオプションも半分以上がすでに行使されています。
なんとなく、そこそこ成長した今が売り時と、
会社関係者が思っているような雰囲気があって、気持ち悪いです。
(ただし、ゴールドマンサックスは、02’から04’で133以下→189→330千株と買っています)
すばらしいと思うのは、黒字転換後、経常利益率が毎年伸びている点です。
年度 | 1999.5 | 2000.5 | 2001.5 | 2002.5 | 2003.5 | 2004.5 |
経常利益率 | 3.8% | 6.7% | 10.9% | 11.9% | 12.9% | 13.1% |
純利益率 | 2.0% | 1.9% | 4.3% | 5.9% | 6.4% | 6.1% |
また、
人事採用ページを見ると、100円均一での成長が鈍化した気配の今、
200席以上の大型店舗による次の成長ステップも進んでいるようです。
月別・売上推移分析表
を見ると、既存店の今年度6月、8月の客足が10%近く落ちています。
でもこれは、同業他社であるあきんどスシロー(2781)
の月次情報でも同じ傾向なので、
回転すし業界全体の傾向と思われます。
徒然に書いてしまいましたが、読んでいただいた方、感謝です。
(今回は、公募増資や転換社債の良い勉強になりました。初体験だったので…。
発行株式総数の1%程度のストックオプションって、妥当なレベルなんでしょうか?
私にはまだ感覚が無くて良くわかりませんでした。)
結論は、もう少し安全域が欲しい、という感じです。まだ他の会社を見ていないので。。。
コメント
このグラフは「株で勝つ」にのっていたやつですね。いつもながらgotospaceさんのグラフのセンスには感心させられます。上手いです。私のサイトでも、そのうち使わせてもらいます。
褒めていただいて恐縮です。感謝です。:-)
> 「株で勝つ」にのっていたやつですね。
そうです。縦軸対数にした方が、値幅が大きいときの
トレンドが全区間で分かりやすくなったりして
良いなぁと思いました。