バフェットは、固定資産は少ない方が良いと
思っているようなのですが、今回、固定資産の総資産に対する割合と、
ネット・ネット比=(流動資産-総負債)÷時価総額
の関係(相関)を調べてみました。
(←クリックすると大きくなります)
総資産に対する固定資産の割合が
3~4割以上の会社は、ほぼ100%、
解散価値に対して割高に評価されています。
ネット・ネット比が1.5以上のグレアム銘柄は
上記とは逆に、固定資産の割合が30%以下で
ないとなかなか出現しにくそうです。
固定資産って、バリュー投資家にとっては
百害あって一利なしなのかなぁ・・・。
う~ん。棚卸資産と合わせたやつに対して
ちゃんと利益を上げていればそれで良いのか…。
引き続き、勉強したいと思います。(^^;
コメント
こんにちは。よく知らないので教えてください。
ネット・ネット比が1.5以上という概念、私よく知らないので、おうかがいします。
以下の式が、150%以上になるということでよろしいのでしょうか。
「ネット・ネット比=(流動資産-総負債)÷時価総額」
つまり、時価総額が100億円の会社で、負債が50億円あれば、流動資産が200億円ということでしょうか。
これって、よく使う指標なんですか?
こんな強烈なフルイにかけるんですか?
すごいもんですねえ。
こんばんわ~。yutamoniさんの書いてくださった通りです。
グレアム氏が提唱した手法で、ネット・ネット株と呼ばれてます。
本当、かなりきついフルイですよね…。(^^;
人によっては、流動資産に投資用の有価証券を加えたり、
売掛債権や棚卸資産を割り引いて考慮したりして修正しているようです。
詳しくは、しんさんやMakkyさんのサイトで研究されていますので
一度、見られては如何でしょうか。
ちなみに私はまだ使って買ったことは無いです。(まだ生涯2銘柄のみ…)
しんさんの日記などを見てきました。
人それぞれで工夫できるところでしょうから、わかった上でのことと思いながら、気づいたことを申し上げます。
どちらが好ましい結果が出るかはわかりませんが、しんさんが引用する例では、単に流動資産だけではなくて、投資有価証券なども加えているようでした。また、150%というのも「3分の2」という表現で出てきていましたが、標準としては100%かな、と受け取りました。
更には、総負債ではなく、流動負債を使っている部分もありました(これはどうかと思いますが)。
先の2点を考慮するだけでも、拾える銘柄が劇的に変わるのではないかと思います。その程度の絞込みにするのがいいのではないかと思いました。
あるいはやはり、単に流動資産を使い、150%にするのが本来的で好ましいのでしょうか。
検証もせず申し上げるのも恐縮ですが、ここでフィルターをきつくしすぎると、漏れてしまう良い銘柄が多いのではないかと危惧します。(それでもOKという立場は、大いにありですが。)
私の銘柄を調べたら、この基準に合格するものは、なんと皆無でした!!
だから、というのも変な話ですが、もう少し基準を緩めた方がよいのではないかと、少なくとも私はそうだと、思った次第です。(私の買い方に問題がある、という疑念も、大いにありです。)
ちょっと違いますが、似た概念は、銘柄選定の際、私も使っています。
しかし、こんなきつい絞込みは、考えもしませんでした。
しかも、そういう銘柄が存在するらしいということもすごいですねえ。
もちろん、研究としての位置づけとすれば、価値は当然大いにありです。
こんばんは。
私の銘柄ももちろん基準の外です。(^^;
グレアム銘柄は、たま~にスクリーニングして
引っかかったらB/Sを良く見て行けそうかな?と思ったのがあれば
万々歳ですよね。yutamoniさんが仰るように、
グレアム銘柄だけで株式投資するのはあまりにも機会を
失いすぎてしまうと思いますし。。。
このあたりは投資家との相性でしょうかねー。
マーケットの魔術師を読んで、日々勉強して
必勝パターンをいくつも用意することが大事なんだなぁと思いました。