自社株買い

メモメモ・・・。



■内容



・英語:Stock Repurchase

・自分の会社の株式を自己資金で買い戻すこと。




■経緯



・1994年の商法改正で解禁。当時は消却が義務付け。

・1997年の商法改正で取締役会による自社株消却の規模・時期の決定が可能に。

・2001年の商法改正で目的によらない保有継続が可能に。(金庫株)



■目的



・株主価値の増大



 自社株を買い取って消却すれば、発行済み株式数が減る。

 → 株主にとって1株当たりの資産・利益が増える。



・大量売却の受け皿



 銀行の持ち合い解消等、株の大量売却を相殺し、

 株価の下落を防止することができる。



■手順



・自社株買いは、取得枠を事前に設定し、株主総会で承認を得る必要がある。

(取得枠を確保しても、買い入れ義務はない)



■BSへの影響



・企業が買い戻した自社株を利益等で消却(自社株消却)することで、

 発行済み株式数を減少させることができる。



→ BSでは消却額の現金資産を減らすと同時に、

  同額の自己資本を減らす処理を行うことになる。



■メモ



・自社株買いの後に消却をしているか?の確認方法



 会社四季報の左上の部分に「資本移動」の欄がありますが、

 そこに「消却」による減少があれば、自社株消却をしています。

 CD版ではダブルクリックするとさらに詳しく表示されます。

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