株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)
=時価総額(株価×発行株式数)/当期利益
=株価/EPS(1株当り利益)
PERは、他の株式と比べて相対的に割安かどうか?を見定めるのに使われることが多いです。
著名な投資家が望ましいとする購入基準にPERが使われていることも多く、利益成長率、配当、負債を支払った後の現金等と組み合わせも見受けられます。
また、PSRや、PFCFRなどの時価総額に対する売上高とキャッシュフローの関係を組み合わせるケースも非常に多いです。
私は使っているPERの基準は、15 倍以下です。
成長率等の他の要因とペアで目安を緩和させたりしています。
なお、PERだけで投資判断をすることは非常に危険です。
他の指標や、有報などを見て総合的に判断する必要が有ると私は思います。
最後に、利用する場合の要注意点:
(1) PERの算出に使用する利益は、「当期利益」であることが多いので、特別利益や特別損失などの一時的な要因でゆがめられている場合がある。
(2) 株式分割による発行株式数の補正が追いついていない場合、PERが実際よりも良く見えてしまう。(四季報CD-ROM、Yahoo!FINANCE等)
…例えば、1:2の株式分割の場合、分割後、株価は半分、発行済み株式数は2倍になり、時価総額は変化しないのですが、PERの算出にEPS(1株当り利益)を使っている場合、EPSを半分にしないといけない。
PER

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